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To the Lighthouse

『灯台へ』

Author:

Virginia Woolf

著者:

ヴァージニア・ウルフ

Publisher:

HBJ Books

Started Date:

June 25th, 2023

Language:

English

log

Virginia Woolf is difficult author for me.
I’ve been trying to read her work both in English and Japanese, and gave up many times.
This time, I read on the copy which Dan used for his college class.
It was really fun to read his notes and felt like I was reading with him.
I will try again for another Woolf!

日本語でも英語でも、ずっと挑戦しては挫折している作家、ヴァージニア・ウルフにもう一度挑戦してみる。
夫が大学生の時に使った古本なので、たくさん書き込みがあって、若い頃の夫と一緒に読んでいるような、味わい深い読書時間になった。
やっぱりたくさん苦戦したけれど、頭の中で色々考える感じもよくわかるので、共感しながら読んだ。
また時間をおいて他の作品も読んでみようと思う。

from diary: 

6/25
I ordered new books to read, but it won’t come soon enough.
So I started reading “To the Lighthouse” by Virginia Woolf.
I am having hard time to read any Woolf, let’s see.

新しい本を注文したけれど、しばらく仕事で読む本がない。
ニューヨーカーを持っていってもいいけど、と思いつつ、ヴァージニア・ウルフの『灯台へ』を夫の本棚から持ってきて読んでみる。
ウルフの本は揃っているんだけど、何度も挫折している。
今回も、独特の文体に翻弄されそう。

6/27
It was a quiet day.
There were several patients who is claustrophobic, but we managed it.
I started over “To the Lighthouse” by Virginia Woolf.
The way she changes the subjects, and mentions mainly the thoughts and emotions made me confused.
And also the old English.

今日はのんびりの日だった。
閉所恐怖症の患者さんが続いたけれど、なんとかなった。
ヴァージニア・ウルフの『灯台へ』を読み始める、というか、おととい読み始めたのだけど、最初まで戻ってもういちど読んだ。
主語がいつの間にか切り替わっていて、ストーリーよりも、感情や思考のことばかりなのですごく混乱した。
あと、古い言い回しが読みづらい。
最初の方に、夫よりあらゆる面で10000倍優れている妻、(6歳の息子から見て)という記述があって、10000倍って、と笑えた。
夫が大学時代に受けたヴァージニア・ウルフの授業で使った本なので、いろんな書き込みがあるのが楽しい。

6/28
It was so quiet today.
Maybe the most quiet day ever.
I could read a lot.
Even though I had to go back few pages here and there, I got used to her writing.
While the wife was reading a book to her child, her mind goes everywhere.
And after 2 pages, it came back to the book she’s reading and that confused me.
But this happens everyday.
While reading a book, my mind drifts away, all the time.
Also I loved to see the notes by Dan when he was college student.

今日はまたとっても静かな日だった。
いままででいちばん暇かも。
おかげで読書がはかどった。
時々、数ページ読み返さないといけなかったけど、だんだん文体にも慣れてきた。
子供に本を読んであげているシーンで、思考がたっぷり入りつつ、2ページ後に、「~と読みました」と戻るから、え?!となる。
でも、実際普段の暮らしの中で、まったく違うことを考えていることってよくある。
こうやって本を読んでいても、気づくと目だけが読んでいたり。
そういう意味でリアルだなと思った。
あと、大学生の夫の書き込みがおもしろい。わからない単語に?がついていたり。
え、そこに線をひくのか~と思ったり。

7/12
I could read little.
The first chapter was over, and the second one was so different, and then in the third one,
10 years or so had passed.
Wow.
I wonder if this is usual work for Woolf, or she’s always trying something new.
I need to read more work to know that.

読書は少しだけ。
2章目はがらっと雰囲気が変わって、あれあれと思いつつ、3章目にはいったら時間が経っていた。
この小説はウルフにとっても実験的なものだったのかな?
このあたりはもっと数を読んでいくとわかってくるだろうか。

7/25
Everything went smooth.
We had long scan, and ended up with short lunch, but still managed to read.
Finally, I finished the book!
This gloomy gray day suited to finish Woolf.
I found that Dan was circling the word “nothingness” which is important phrase for both of us.

スムーズに進んでいく。
ちょっと長めのスキャンが続いて、お昼休みが10分ほどになったけれど、それでも本を読む時間はあった。
ついに読み終わる。
こんな冷たくてグレーな日は、ウルフの小説を読み終わるのにぴったりだと思った。
最後の方、夫が nothingness という単語に丸をつけていて、それはわたしたちそれぞれが大切にしている言葉なので、なんだかとてもうれしかった。


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